とみやんが管楽器を修理する動画【トランペット 三番抜差管調整編】

こんにちは!

とみやんです!

トランペット吹いてますか!

今回の修理動画はスムーズに動く時は意識しないけど動きが悪くなると途端に気になる三番抜差管の動作の調整です。

普通は低い「レ」や「ド♯」を吹くときぐらいしか抜き差ししないのでここの動きが多少悪くても気にしない人が多いようです。でもね、大問題なんですよ!それ!本当に!

三番抜差管の動作が悪いだけでトランペットの演奏全体に悪影響が出てしまうんですよ。大袈裟じゃなくて。以下できる限りわかりやすく説明してみますね。

◯動きが悪くても頑張って抜きますよ!な人の場合

1.三番抜差管を抜き差しときに楽器を支える左手に不自然な力が入る。

2.楽器を安定させる必要があるのでそのうち左手でバルブケーシングを握る力が強くなる。場合によっては右手小指のフックに掛かる力も強くなる。

3.体の一部に力み(りきみ)があるとそのうちに体全体に力が入ってしまう。最悪の場合は楽器を唇に強く押し当てる(強くプレスする)事によって楽器を安定させることにつながってしまう。

力みや強すぎるプレスはトランペットを演奏する人にとって大敵です!三番抜差管がスムーズに動いていたらリラックスして演奏できたはずなのに、動きが悪くなった事によって調子を崩す、または良くない奏法が身に付いてしまう事があるんです。

◯動きが悪ければ抜かなければ良いよ!な人の場合

1.低い「レ」や「ド♯」の音程が高くなってしますので自然と口で音程を下げようとしてしまう。

2.当たり前ですが低い「レ」や「ド♯」は口で下げる事ができないほど音程が高くなってしまう音なのです。だから三番抜差管にトリガーが付いていて任意のタイミングで抜けるように作られている訳ですから【抜かない=音痴】になるはずです。

3.抜かなくても音程が合うように吹ける場合はアンブシュアが不自然に変化しているはずです。本来アンブシュアは常に一定ではなく、高音から低音にまたは低音から高音に向けて自然と変化するものですが、明らかに見えるほどの変化は望ましくありません。

自分は抜かなくても大丈夫という人もいるかも知れませんが冷静に考えてみてください。現代の型のトランペットが生まれてからの長い間に大勢いたプロの演奏家達が三番抜差管は任意のタイミングで抜き差しできる方が良いと考え、メーカーの設計者達がそれが正しいと考えた訳です。抜き差ししなくても演奏できるかも知れませんがスムーズに抜き差し出来た方がより少ない労力でより良い演奏ができる事は間違いないはずです。

前置きが長くなってしまいましたがどうぞ御覧ください!